10冊の棚
初夏に読みたい本
湿度が上がる前に、外の気配を少し入れる10冊
暑さが本格化する前に、雨上がり、休日の午前、移動中の短い時間で開きやすい本を並べました。重い課題図書ではなく、季節の変わり目に読める余白を優先しています。
読みどき
このタイミングで開きやすい棚と本をまとめています。
西の魔女が死んだ
西の魔女が死んだ / 梨木 香歩
湿った森の匂いの中で、生活を少し立て直す物語。
梅雨入り前の空気、庭仕事、眠りと食事のリズムが物語の手触りと重なります。季節の変わり目に読むと、日々の所作が少し戻ってきます。
旅をする木
旅をする木 / 星野 道夫
遠い北の自然で、暑くなる前の視界を広げる随筆。
アラスカの空気や動物の気配が、日常の温度を少し下げてくれます。夏の入口に、遠くを見るためのエッセイとして置きたい本です。
若い読者に贈る美しい生物学講義 : 感動する生命のはなし
若い読者に贈る美しい生物学講義 : 感動する生命のはなし / 更科 功
生命の見方を、読みやすい講義で更新する。
生き物の気配が濃くなる季節に、生命の見方を広げられます。一般向けの語り口なので、科学読みの棚に厚みを足せます。