5冊の棚
外を歩きたくなる日に読む本
空、道端、遠くの土地に目が向く5冊
読み終えたあとに、窓の外や通勤路の見え方が少し変わる本を並べました。自然を知るためというより、外へ出る理由をひとつ増やすための棚です。
読みどき
このタイミングで開きやすい棚と本をまとめています。
鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。
鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。 / 川上 和人
野外調査の笑いから、科学の現場に入る。
鳥の声や移動が気になりはじめる季節に、研究の現場を軽やかに読めます。科学を堅くしすぎず、棚の最後を明るくできます。
八月の六日間
八月の六日間 / 北村 薫
山の空気で、仕事の疲れを少し外へ逃がす。
夏山の前の季節に読むと、移動する身体と回復する心の距離がちょうどよく感じられます。忙しさから一歩離れたい週末向きです。
植物はすごい : 生き残りをかけたしくみと工夫
植物はすごい : 生き残りをかけたしくみと工夫 / 田中 修
道端の緑が、急に立体的に見えてくる新書。
草木が勢いを増す時期に読むと、通勤路や公園の見え方が変わります。専門的すぎず、初夏の観察にすぐつながるのが魅力です。
旅をする木
旅をする木 / 星野 道夫
遠い北の自然で、暑くなる前の視界を広げる随筆。
アラスカの空気や動物の気配が、日常の温度を少し下げてくれます。夏の入口に、遠くを見るためのエッセイとして置きたい本です。
若い読者に贈る美しい生物学講義 : 感動する生命のはなし
若い読者に贈る美しい生物学講義 : 感動する生命のはなし / 更科 功
生命の見方を、読みやすい講義で更新する。
生き物の気配が濃くなる季節に、生命の見方を広げられます。一般向けの語り口なので、科学読みの棚に厚みを足せます。